披露宴で使った曲を聞いた
工藤静香の「蝶」
あのとき、選曲にしーちゃんが多くて怒られた
厳選したのが「蝶」
このMDを聞くことができないから、蝶が採用されたかどうか記憶が曖昧だけれど、あの披露宴の爆音で聞いた記憶がある(ぼんやりと)
あのときの私の気持ち
好きで好きで仕方ない
あなただけを愛しながら
「あなただけを」
そう叫びたかったんだろう
しみっちを好きで好きで仕方なくて
最後の冬に「しみっちが死んじゃったらきいたんどうするの」
って私が言った
しみっちは答えなかったから
「すぐに若くてかっこいい人を見つけるもん」
みたいなことを私は言った
「ま、がんばって」
と、しみっちはホッとしたような小馬鹿にしたような顔で少し笑った
その約束を叶えたくて3年間頑張ってきた
CHYを思うたびに涙が出るのは、自分の気持ちとの葛藤なのかもしれない
困らせたくなくて言った約束
本当は、ずっと一人でしみっちだけを思っていたいのかもしれない
それがきっと楽な生き方なんじゃないかな
CHYとの関係でなにが生まれるわけじゃない
かといって、相手が男だからって私の年齢では厳しい
厳しくたって、もしそうなら、養子とか連れ子とかありうるかもしれない
日本が生きづらいなら出ればいい
そんなバイタリティもなくて
ここを離れることもできなくて
地上が苦しいなら離れればいい
地球の引力に惹かれた愚かな人間
だって、私は地球人だし。
次の世代を生み出すこと、育てることだけが人生じゃないよ
しみっちは言うんだろう
だって私達は子供を作らなかったんだから
きいたんが、そこそこ楽しく生きれればそれでいいんじゃないのと言うのかな
そんな空洞を埋めたくて、ムニュを迎えて、今度はタロンを迎えた
そんなふうにも思えて、ちょっと引け目を感じるね
前にCHYが言った
いろんなことが出てくるけど(泣く理由として)、きっかけはしみっちのことでしょ
人生で辛いこと、クリアせずに来た悲しみやいらだちがいくつもある
そういうの、どんどんかぶさってきて、潰れてしまいがちな今の私だけれど、それがどんどんふくらんでしまうのは、死別鬱だから
なるほどなるほど
考えすぎないように
なるほどなるほど
誰に向かって話すでもなく、ただ書くだけで、気持ちは少し落ち着く
どの選択をしても、どれが間違いのように思えても、とどまっているよりきっと楽しい
一人でしみっちを思って泣きながら生きるより、一緒に泣いてくれるCHYと生きることのほうがずっと素晴らしい
蝶を選んだ私の気持ちが、それを納得してくれるように積み上げよう
そんなきもち ゆらゆら 蝶になれ
最後のフレーズがあのときは気に入らなかった
でもそれが、今はきっと救い。
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