私が泣き出すと、タロンもムニュも起き出す。

タロンは私の膝に乗り、ムニュは「ごはん食べに行こうよ」と廊下でこっちを見て待っている。

泣いたのは久しぶりだ。

お仏壇の写真は時々ちら見するけれど、お線香を立てることはずいぶん長いことしていない。

目をそらしていて、向き合えない。


秋から鬱は悪くなり、外出もできなくなったし家事もしなくなった。

CHYは大変だ。

最近ようやく、CHYと一緒なら出かけられるようになった。

それはそれで、CHYは大変だ。


「YELLOW YELLOW HAPPY」。

ポケビのお歌。

3年経って、私は黄色い子犬を買った。

いつでも幸せになりたいんだ。

好きだと伝わっていただろうか。

CHYには四六時中、大好きと言っている。

しみっちにできなかったこと。

CHYには四六時中、抱きついている。

しみっちにできなかったこと。

生まれ変わってもまた私に。

何百億年経ったとしても、私はしみっちを見つけてみせる。

私が今生を全うしたときに迎えに来てね、だなんて儚いことは思わない。

でも、一ヶ月くらいしたころかな?バスの中でしみっちが伝えてきたのを感じたことがある。

「しみっちは迎えに来るから。でも、きいたんはバスを乗り換えてもいいよ。しみっちは迎えに来るけど。」

今、久しぶりに書き出してみると、案外未練っぽく言ってたんだなwww

おかわいい。


しみっちコーナーには、大事なものとか見せたいものとかゴチャゴチャ置いてある。

いつでもしみっちを思っている。

CHYとの二人暮らしなのに、使えないしみっち用のマグカップだとか、二人で大事にしていたお皿だとか、CHYが絶対に入らないしみっちの部屋だとかがあって、うっすらと三人で暮らしているような感覚だ。しみっちと私がおそろいで揃えたセット物も、CHYには使わせない。
CHYは文句を言わないし、間違えて使ってしまわないようにすごく気をつけている。


先週、初めて名前を間違えた。

CHYは私がよく怒ると言うけれど、確かにそうで、その時も何かを怒ろうとした。

「しみっ・・・、CHY、あばばばばっばば」

何を怒ったんだったか忘れたから「あばばばばっばば」。

CHYは何も言わなかった。

多分、聞こえていたと思う。

一度、友達のYの名前を間違って呼んだときには初めて聞くような大きな声で「誰よ!」と怒られた。

その時は嬉しかった。

今回も、スルーしてくれて嬉しかった。

しみっちのこともよく怒ってたから、癖で間違っちゃったんだね。

おこりんぼさんwww

小さい頃、父がたまにそう言って明らかに不審な満面の笑みをしたっけね。

内容を忘れてしまうくらいなんだから、怒ることもないのに・・・。



長らく更新もしませんで。

ブログを開くのは、というかそもそもPCを開くことがグリーフに目を向けるようで嫌だった。

ご心配くださってありがとう。コメント嬉しかったです。

私は大丈夫です。


死にたいとよく思うようになった。

自分自身の悲しみとして受け止め始めているのだろうかと考えているよ。

夏の頃は復職に向けて張り切っていたけれど、秋に向かって急降下したのは、あの頃から自分にもどってきつつあるのだと思うのよ。

つっぱってつっぱって、ちょっとした仮面がピッタリと張り付いて自分でもわからなくなっていた模様。

「死にたい」と思ったときは「幸せになりたい」という心の叫びなんだってサ。

いいね、それ。言われてみればそんな気がする。

私はいつでも幸せになろうとして生きてきたよ。

それしかできないよ。きっと、生まれつきのものなんだ。

だから諦めることはないね。



ところで、犬を飼うのは実質的には初めてなので、犬臭がするとは知らなかった。

タロン君・・・くちゃい。

芳しいタロン臭。

もう、病みつきだね!

ムニュさんはいっつも毛並みがきれいだけれど、少し長めのフサフサタロンはボッサボサになりやすい。


CHYと一緒でも夜しか出かけられなかったので、お散歩やドッグランも夜に時々行った。

この子、こんなにお散歩が少なくて大丈夫だろうか。と、ちょっと心配だけれど、CHYも忙しくて疲れ切っているし、私は一人で出られないし。

仕方がないので、家の中で走らせている。

ムニュさんとの追いかけっ子はロケットのよう。

8つの足音がリズミカルで楽しいけれど、早くてよくわからん。

ふたりとも、曲がりきれなかったりして時々「ゴン!」「ドコン!」とどこかにぶつかった音がする。


この家にはいつも幸せな空気が流れている。

私もその一部に。


社会復帰して、安定した生活を取り戻したら、形は違うだろうけれどCHYと結婚したい。


生まれ変わったら、二人を探し当てるよ。

三人で暮らそう。

今だって、半ばそんな感じなんだから、きっとうまくいくよ。

楽しみだね。


でも、今は近い将来のことを見つめて生きよう。